2025年2月17日月曜日

たいよう組 2月の様子

暦の上では立春を迎えましたが、大寒波で園庭はまた真っ白に!

子どもたちは大喜びで元気いっぱいにソリ滑りやかまくら作りを楽しんでいます。

~2月のねらい~

「集団の中で自分らしさを発揮しながら、意欲的に活動する。」


①豆まきで心の中の悪い鬼を追い出そう!

1月に飾った絵馬に書いた目標を達成するべく、
自分の中の悪い部分や直したい部分にも目を向け、
意識して行動できるようになって欲しいと願いを込めて、
雰囲気作りや準備を進めてきました。

赤鬼からお手紙が届きました。文字がわかる子が読み上げてくれました。
ーーーたいよう組って楽しそうだな。一緒に遊びたいから遊びにいくぞ。
でも、悪い心の子どもがいたら、一緒に山に帰ろうな。ーーー


『悪い心』って何だろう?みんなで考えました。
意地悪・嘘つき・なまけもの・おこりんぼう
わすれんぼう・泣き虫・わがまま など・・・
日頃、お家の方や保育者から言われている事を振り返り、自分の悪い部分を
素直に受け止める様子が見られました。
そして、『悪い部分があるままの自分でいい?』という問いかけには、
「かっこいい自分になりたい」という決意を聞かせてくれました。
(道徳性・規範意識の芽生え/自立心)


雪上かけっこで体力づくり
しみ渡りをしながら、田んぼの真ん中まで行きました。
気温の低い日でしたが、思いっきり走ってウェアの中は湯気が出るほど!!
「鬼に負けない!」と目標を持って楽しみながら、たくさん走りました。
(健康な心と体)


画用紙を切り貼りして鬼のお面を作りました。
「こんな鬼にしたい」とイメージを膨らませながら、
作り進めました。色々な表情の鬼が完成。
友だち同士で見せ合い「いいね~!」「怒ってるね」など、
思った事を伝え合う様子が見られました。
(言葉による伝え合い/豊かな感性と表現)


豆まき当日!
鬼の登場に震えて足がすくんだり、涙がじわっと出てきたり、
ドキドキしつつも、心の中の悪い部分を追い出すために、
一生懸命「鬼は外ーー!!」と豆をまきました。
友だちと協力しながら鬼を退治し、
満足感や達成感でいっぱいだったようです。
(協同性/自立心)



「豆まきの驚きや感動が新鮮なうちに」と思い、

 翌日すぐに、絵画表現を楽しみました。

迫力満点の鬼、友だちと一緒に豆を投げたこと、怖くて涙が出たことなど、

 自分の印象に残った場面を丁寧に伸び伸びと描き進めていました

 (豊かな感性と表現)


②縄跳びに挑戦中

縄を回してジャンプ!まずは慌てず、ゆっくり跳んで大丈夫!
「跳べるようになりたい」と目標を持ってコツコツ頑張る子どもたちです。
(健康な心と体/自立心)
「1・2・3・・・・」と数えながら、10回、20回、30回と
たくさん跳べるように挑戦したり、
友だち同士で数を数え合ったりしています。
(数量・図形・文字等への関心・感覚)


縄跳びを片付けるときには、自分で結んでいます。
最初は上手に結べず「やって~」と保育者に頼っていた子どもたちですが、
くり返し挑戦するうちに、できるようになってきました。
できるようになった子が先生役になり近くで手本を見せてくれます。
「分かっているかな?」と相手の表情を確かめながら伝えたり、
教えてもらった方も「ありがとう」と気持ちを伝えたり、
言葉を通して、心を通わせる姿が見られています。
(言葉による伝え合い)


③雪遊びの後は足湯♨

高い雪壁のある道を歩くのも、雪国ならではの経験。
「わあ、本当に見えないね」と実際に経験する中で、
自分の安全を守る行動について考えるきっかけに
なったようです。深い雪に足を取られて、長靴が
抜けなくなったり、靴下までびしょびしょになったり。
ピンチが起こる度に、よく考え、逞しくなっていく子どもたちです。
(健康な心と体)


雪遊びの後の冷たさに「寒いね~」「こういう日は温泉に入りたいね~」という
会話が続いていた たいよう組の子どもたち。
『それなら!!!』と即席足湯を設置。
輪になって温かい足湯につかり、心もほっと安らぎました。
頭にもハンカチを乗せて、温泉気分を盛り上げていた子どもたちです。
(健康な心と体)
温泉設置にあたり、子どもたちも朝から協力して準備を手伝ってくれました。
「マット運ぼうか?」「みんなで協力士しよう!」「あとは?」と
足湯実現にむけて協力し、充実感を味わっていました。
(自立心/協同性)

いよいよ、今年度もあとわずか。3月は、そら組さんの卒園をお祝いする計画や準備を進めながら、それぞれの成長を振り返り、来年度へ向けての期待も高めていきたいと思います。


🌼3月のねらい🌼

「見通しをもって、主体的に活動を楽しみ、進級への期待と自信を高める。」